北欧旅日記 十日目
今朝も晴天
外から来る朝の気配に後ろ髪引かれつつも荷造りを終わらせ朝食へ
[MORNING]
PIAさん手作りビュッフェの朝
食器棚にはアラビアのムーミンマグが沢山
奥にはお手製のポリッジ
(オーツ麦のミルクがゆ)
ほんのり甘く、ベリージャムを入れて食べる家庭料理
ただ私はおかゆには塩分を求めてしまい
邪道かと思いつつも
酸味のあるクリームのニシンの瓶詰めを乗せ一緒にいただく
この酸味がまた、とても相性良し
サイトには私の食べたお気に入りの瓶の商品は載っておらず、
でもどの製品も気になるものばかり
こっちはパンに乗せる・付けるものが無数に存在
食べるも美味しく、調べるも楽しい
食事時、
PIAさんがプレゼントをくださる
何と、、、初の日本人だったよう
ここで過ごした時間・思い出が、
この先ずっと今世の私を創ってくれると、そう思う
『Willa Mustijoki』
本当に素敵なB&Bでした
何か大切なものが沢山見つかったような、満ち足りた充実感
車を使えば小一時間でアクセスできるようなので
(今までの宿泊者は皆さん車ということでした、、笑)
もっと沢山の方にPIAさんの朝ごはんや、
ラウコスキーの豊かさを知ってほしい
混んでしまうのは少し寂しいけれど笑
きっと帰ってこよう
そう自分と約束する
PIAさんが送ってくださったおかげで
ひとつも迷うことなくヘルシンキ・ヴァンダー空港へ到着
今回利用するのはスペイン系の格安航空
『Norwegian』
LCCなので飲み物などサービスは無し
けれど清潔感があって、何よりチェックインが早くて!驚き
出発の前に来るメールに従い
パソコンやスマートフォンから手続きができ、
当日空港ではものの一分くらいでチェックイン
大きな手荷物があるため
グレードを一つ上げておいたので
それを預けたらおしまい、
これも二分かかってないくらい
シンプルにシステム化されている
無駄がなくて、不安にもならない、、素晴らしい、、、
おかげで時間がたっぷりあり、
綺麗な空港でゆっくりコーヒーブレイク
空港で出会ったスマートで優しい雰囲気のわんちゃん、
写真を撮らせてもらう、なんて素敵な表情
少し悲しい気持ちになりながらも
フィンランドを発ち
お昼過ぎ、
大きな空港でお洒落!
あちらこちら目移りしてしまう、、、
心惹かれたモニュメント、やはり草食動物が好き
手荷物を受け取り電車で市内へ
メトロと電車のマークが似ていて個人的に少し迷いましたが
電車(T)で3駅先のコペンハーゲン中央駅
反対にいく電車ではスウェーデンに行けてしまうようなので
少しお気をつけて
(海を超えた先はスウェーデン・マルメーという街、すぐそこ、、)
一回券が800円近くて早速驚きの物価高
デンマーク中央駅に到着
笑えてしまうほどの自転車
実はこんなものではないと、この時の私はまだ知らず
フィンランドでは見かけず、
デンマークに来たら日本並みに点在
しかもかなりお洒落
ベーカリーやサラダなどのデリもあったり、デパ地下グルメに匹敵
街のベーカリーを覗いてみると
前二カ国に比べてまた異なるラインナップ
デニッシュというのはデンマークのパンという意味になるらしく、
甘いパン・ペストリーが沢山、面白い!
でも個人的には北欧のあの重たくて密度のある
パンたちを早速、恋しく感じてしまう
中央駅からすぐ(と言っても地獄の石畳 上級編を乗り越え)のゲストハウス
『Woodah Hostel』に荷物を置き早速街へ
厚い雲のかかるデンマーク
これがデンマークの日常のよう
今回の旅では見かけたら必ず街の本屋さんに寄ってみることに
本屋さんに入るとその国のトレンドが一目で分かるので、面白い
北欧でもあの日本で人気のヒュッゲの本が前面に置かれていたり、
自然と過ごすこと・マインドフルネス系のものが目に付く
そういえばゲストハウスでチェックインの手続きをしてくれた方も
『To Do List ☑︎ Nothing』
やることリスト 何もしない
というパーカーを着ていた、
世界中の流れのよう
随分に動物離れをしてしまった人間という生き物、
それ自体に人間全体が恐怖や危機感を感じ始めていると思う
感性の時代に突入し、ますます変化し続ける私たち人間という生き物は、
その反面に本来の生き物としてシンプルに、
生きる感覚を思い出さないといけないのかもしれない
沢山の本たち、
こんなにも面白そうなのに、一つとして読めない自分、、、
あああ、今すぐに読みたい
どれほど楽しいだろう!英語を理解できたならば
知らないまま埋もれる沢山の面白いことを知ることができるのに
背の低い重厚な建物が連なる街を歩いていると
ここが北欧に位置しながらも欧州の(西の)気配を
たっぷりと含んでいることを感じる
在り来たりな言葉だけれど
おとぎ話の世界のようで
ここで生活が営まれているということが不思議
コペンハーゲンは、人・店などの付加価値を除いた上で
その街自体が素晴らしいものになるように、
という都市計画の元設計された都市のよう
納得の、現実離れした可愛らしさ
その美意識が素晴らしい
自転車大国というのは知っていたけれど
車よりも断然、自転車を見かける
ヘルメットを着用している方も多いし、
この国の自転車事情だけでいくらでも語れそうなほど
独特の文化がある
夕方、この時間はハッピーアワーでどこのパブも大賑わい
この数の飲酒運転です、びっくり
街角のベーカリー
蛙?カメレオン?それともみどりのお化け?
この感じ、北欧では見なかったな笑
何よりものお楽しみ、スーパーに寄る
デンマークのスーパーといえば
高級ラインの『Irma』へ
中心地ではあちこちで店舗を見かけ、
確かに綺麗な店内
でも少し割高かなとも思い他のスーパーへも足を運ぶ
『REMA1000』というスーパーに入ると
いい感じにローカルの空気が漂っている
価格も安く、メーカー品も多い
プライベートブランドの揃う観光向けのお店より、
こういうローカル気のあるお宝探しのスーパーが好き
店内を物色
さすがデンマーク、
食パンの要領でスモーブローのあのギュッとしたパンが売られている
しかも食パンの価格!楽しい、、、
物価高なデンマークだけれど
食材や生活必需品の価格は日本と変わらないように感じる
とにかくはちみつとビールが安い安い、、、
一番安いビールは日本円で20円くらい、種類も沢山
今日はビールとサラダを調達して
ゲストハウスに帰る
ここの右下の箱のようなベッドが三日間私の住まい
キッチン無しが痛い、、、ミスチョイス
けれど好立地なので日本人の方もちらほら見かけます
□今日のBEER□
これで130円くらいだったような、、
軽くてさっぱり
買ってきたサラダに、
チーズやクラッカーで晩酌
ビールのおかげで身体の緊張もほぐれ、
くったくたで就寝